名作文学からメッセージを受け取ってみる

2021年3月19日


【名作のおすすめ】

今日は懐かしい小説のお話。

「あしながおじさん」を読んだことはありますか?

私は小学校の時は本当に文学少女だったので(笑)毎日図書館に通い、毎日最低でも1冊は本を読んでいました。

当然「あしながおじさん」や「赤毛のアン」「秘密の花園」「ナルニア国物語」「ゲド戦記」・・・Etc

ああ、今思い出しても懐かしい名作から「罪と罰」とか、小学生にはわけわかんない難しい本まで片っ端から読んでいました。

昨日、たまたまうちの愛犬ぽんぽんのお散歩写真をとったら影が長くて

「あしながぽんぽんだあ~~~」と思ったのです。

そして、

「あ~~~。あしながおじさん、久々に読んでみたい・・・」と思い

電子書籍で検索をかけたら200円で購入できたので早速購入。

懐かしい!!

やはり名作!!

甘酸っぱい!!

そして深い!!

孤児院で育ったジュディはジョン・スミスと名乗る孤児院の理事から大学に行くチャンスをもらいます。

顔も本当の名前も教えてもらえずジュディからの定期報告が条件。

聡明でおちゃめなジュディは一回だけ見た「おじさま」の後ろ姿と車のヘッドライトでできた長い影から

「あしながおじさん」と呼ぶようになるのです。

改めて読んでみると凄い作品だと思います。

だって、内容はほぼジュディから「おじさま」にあてた手紙です。

手紙だけで4年間のジュディの生活や成長やロマンスが描かれているのです。

18歳から21歳までのジュディの成長も素晴らしいし

※ネタバレになってしまいますが(笑)

ジャービスが真実を隠したままジュディに会わずにいられなかった気持ちなどは思わずにやけてしまいます。

そして、ジュディの手紙の中には素敵な気付きや言葉がたくさんあります。

私は電子書籍を読むんですが偶然アンダーラインをひいてしまったところがあるのです。

以下抜粋

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1番価値があるのは、とっても大きな喜びがあるということではありません。

そうではなく、ささやかな喜びがたくさんあることに、大きな喜びを見出すことなのです。

おじさま

わたしは幸せになる秘訣を発見しました。

それは「今」を生きるという事です。

過去を悔やみ続けるでもなく未来に期待を寄せるでもなく

今この瞬間瞬間からできる限り多くのものを得ること。

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そこを読んだ時に、これはセラピーの、しかもマゼンタな生き方だよね。

とものすごく感動してしまったのです。

この世の中に偶然はなく全てが必然であるというのがセオリーならば

今回のアンダーラインは神様からのプレゼントなのです。

何も大人になってから小難しい精神世界の本を夢中になってを読まなくても

子供の頃から、こんな風に素敵な本に触れさせてあげたら

精神性や情操教育になるよね・・・と思ったのです。

以下抜粋

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わたしは1秒1秒を楽しみたいし

楽しんでいる時は

自分が楽しんでいるという事を自覚していようと思うのです。

たいていの人は生きていません。

ただ競争しているだけです。

みんなはるか彼方の地平線にあるゴールにたどり着こうとして

わき目もふらずに必死になるあまり

息が切れ、ハアハアとあえぎ

通り過ぎていく美しく穏やかな田園風景など

少しも身に入らなくなります。

そしてふと

我に返ると、自分はすでに年老いていて疲れ果て

ゴールにたどり着こうが着くまいが関係なくなっているのです。

わたしは道の途中で腰を下ろし

ささやかな幸せを積み上げようと心に決めました。

例えそれで大作家になれなかったとしても。

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※ジュディは作家になることをおじ様と約束しています。

このフレーズを読んで、これは本当に講座を通して

私が伝えていきたい事なんです!!と強く思ったのです!!

自分がたいそうな「誰か」になれなくても

毎日が心豊かに暮らせたら、それが幸せなんじゃないかなって

そんな風にココロに何か触れた方は昔懐かしの名作を読み返すことをお勧めいたします♪

かしこ

愛をこめて

ななこ♪