会員ブログ・牡牛座の満月+月食(Isao)

2021年11月18日


『量ではなく、見えない質が優先される世界へ』

11月19日、17時57分に満月です。今回は完全ではないのですが皆既月食でもあります。

満月のホロスコープから星からのメッセージを読み解いていきます。

ホロスコープを見ると月は牡牛座12ハウスに配置されています。太陽はさそり座6ハウスです。

今年の冬至12月22日には目覚めのゲートが完全に閉ざされ、私たちは完全な2極化された世界へ入っていくと言われています。それは人類の意識が2極化されるということですね。

意識が2極化されると、それぞれの現実も2極化していくことになります。

牡牛座は五感に根ざした生き方、目に見える形、創造性(芸術)、お金、親から引き継ぐ何か、安定・安全を象徴します。食べ物・生活に必要なもの・お金・音楽・芸術など私たちが生きていく上では必要なものばかりです。

それに満たされると物質的にも精神的にも安心感や安定感を手にすることができます。とても素晴らしいことで、僕もずっと求め続けてきました。そのエネルギーが月の光で満たされる時間が満月です。形あるもの、自分の身体、今の生活にもたらされている豊かさに感謝を感じる日でもあります。

そして今回は月食も加わるのでスペシャルな満月ということです。

月食は別の視点で見ると、物理的には地球の影を見ることができる貴重な機会だということです。

月は私たちが本能的に、あるいは無意識的に求めてしまう欲望(自我)でもあります。その欲望は同時に不安や恐れを伴うことが多くあります。生きていくために必要なものが揃っているのか?という恐れです。私たちは誰もがそれを最優先して生きてきました。今回の月食はそんな私たちの月エネルギーの対局を映し出し私たちにメッセージを発しているのではないでしょうか?

自我は生命維持装置であるとも言われています。誰もが生きるために必要なものを確保しようと思います。それはお金、健康な身体、人からの愛情、力、権威などたくさんあります。それが足らないと感じると感情が乱されてネガティブな方向へと進みがちです。

足らない意識は常に恐れや奪い合いなどを作り出し、愛とは逆の方へと私たちを引き寄せます。

生きるために必要なものを求めてはいけないと言っているわけではなく、

今あるものでも十分生きていけるのではないか?という意識を持ち続けることが必要なんだ

今回の牡牛座満月+月食は伝えているように思えます。

そして、私たちの豊かさを支えている地球の影を月食は映し出しているように思えるのです。豊かさの2極化はお金や物が多い少ない、受け取ることができる、受け取ることができないという損得の2極化ではなく、高い自我である”意識の2極化”が進むことを伝えています。お金や物を多く所有していても、少なくても幸せを感じられる世界へのシフトが望まれていると思います。そうでなければ、ずっと私たちは外側の何かを過剰に摂取し続ける意識のままだからです。現に世界は低消費に向けたシステムの開発を進めていたり、新たな金融システムの構築にも力を注いでいるので期待したいですね。

今回の月は12ハウスに位置しています。12ハウスは全てが混ざり合い、表に出ないような状態を象徴するので意識的に本質を見る必要があるのかもしれません。

牡牛座の象徴である形ある物やお金・才能も、これからの私たちの意識の変化により全く違う価値が生まれてくる可能性があることを伝えているのではないでしょうか。お金も物も自己表現である芸術も、今までとは違う意味を持った使い方、そして必要以上に物を求めないという高い意識を持つことによって、これからの地球が調和されたエネルギーに満たされていくことをホロスコープから読みとくことができます。

12ハウスは魚座のラインです。魚座は手放しと浄化、次元上昇への準備を表します。目覚めのゲートが閉まる直前の牡牛座満月+月食はそんなメッセージを伝えたいのではないでしょうか。12月4日の射手座の新月+日食(南極で見れます)までに私たちは、より高い意識へとステップアップしていくのでしょう。

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