太陽星座と月星座の違い
今回は太陽星座と月星座の違いについてお話します。
太陽は意識的な自分であり、月は無意識な自分です。
太陽は社会的な場所で見せる自分であり、月は部屋の中で寛いでいる自分です。
太陽は自分を繕っていますが、月は素の自分です。
ですから太陽星座が蟹座だからと言って仲間を大切にしたり、感情に繊細で愛情深いかというと全員がそうではありません。
蟹座でも仲間を裏切る人もいますし、薄情な人もいます。
射手座でも目標を持てなかったり向上心がない人だっています。
太陽星座は、この人生においてのゴールを表しています。スタート地点からどのくらいゴールに近づいているかが重要です。まったく先にゴールが見えない人もいるだろうし、ゴールまであと少しの人もいます。
なのでどんな在り方や多様性を重んじる水瓶座の人でも個性的な人を受け入れられない人もいます。
人間関係が苦手な天秤座の方も多くいます。
星よみをしていると、高齢の方ほどホロスコープ通りに人生を歩んでいるように思います。反対に若い方たちはそんな風に生きたいけど今の自分には無理と思ってしまう方も多くいます。
そんな訳で太陽星座は人によって捉え方が変わるのです。
一方、月星座はぼっーとしている時(自然体の時)に現れる自分です。私たちの行動形態や口癖、手のしぐさなど誰かに指摘されて気づく部分でもあります。そして物事に対する反応の仕方の違いでもあります。同じ体験をしても感情の現れ方や捉え方が異なるのは月星座の違いによるものです。
月星座は比較的、信頼度の高い関係性の中で現れやすいといえます。家族や恋人同士などだと月星座の質が出しやすくなります。
社会的な場所ではマイナスに働くことが多くなります。
つまり、月星座はその人の性格を表しているのです。なので性格を知りたい時には太陽星座よりも月星座の方がしっくりくるのです。
ぼくは月星座が獅子座なのですがお気に入りの映画やドラマなら何度でも観ることができます。言葉使いや表現が大げさなところもあります。
だれかから、自分の癖や考えかたの歪みなどを指摘されるとムカっとするときがありますが、それが月星座です。月星座の影を受け入れることは難しいことでもあります。実際はその指摘が図星だからなのです。
西洋占星術では今回の人生は月星座ではなく、太陽星座に向かって行くことが良いと言われています。なぜならば月星座には目標がないからです。月は現状維持でいいのです。ずっと居心地の良い場所に留まると成長や進歩がありません。
月は過去に意識があり、太陽は未来に意識があります。
簡単ではありますが、太陽星座と月星座の違いでした。