ことから占星術・生命の樹を担当する沖縄の船越功郎です。
今回は牡牛座についてお話していきたいと思います。
今は牡牛座サインの時期ですね。
そして今日(5月12日)は牡牛座の新月で(13日)は牡牛座でリリスが太陽と重なる日です。
牡牛座のイベントが多いということで、
今回は『牡牛座の流儀』について
※NHKのプロフェショナルみたいですね(笑)。
牡牛座と言えば、やはり物質主義です。
物質は、僕たちが生きていく上では繋がりを断つことができないとても大切なものです。
物質は4つのエレメントが混ざり合ってできています。
僕たちが使っている道具(商品など)のほとんどは火・風(酸素)・水・地(材料)
からできています。
4つのエレメントの中では唯一サイズ感があります。
サイズ感があるので時によっては窮屈さを感じる時もあります。
なのでその窮屈さから解放されたい思いは人一倍強いのかもしれません。
でもそのサイズ感(物質感)はそこにあることで安心感も与えてくれます。
牡牛座のエネルギーの強い方はこの物質を五感で楽しむことの天才です。
見る・聞く・匂う・味わう・触ることで幸せや楽しみや喜びを感じます。
そして生きているという安心感を得ることができるのです。
この感覚が人生においての最優先順位になります。
ですから、牡牛座のエネルギーが強い方はこの五感の感度が優れていると言えます。
感度を計測できる機会はあまりないので自覚できないと思いますが、きっと優れていることで
しょう。そして、その感性は音楽、料理、執筆、絵画などの芸術にも発揮されていきます。
僕が知っている牡牛座の方の多くが物作りや芸術関係に携わっています。
一方、物質的なことの反対にあるスピリチュアルなことや抽象的なことは苦手という印象があります。確かにその傾向はありますが、非物質的なものを感じるコツを掴めば見えないものを形にすることが、誰よりも上手になっていきます。
見えないエネルギーを詩で表現したり、絵に描いたり、形にしたり、音楽にしたりすることができます。素晴らしいですね。
視点を変えて見ると、私たちの生活は物と物がぶつかったり、擦りあったりすることで多くのものが生まれています。
例えば、音は物と物がぶつかり合うことで発生します。楽器は全てが叩いたりこすったりして音を出しています。また物と物がぶつかり合うことで熱が生じ火を起こすこともできます。当たり前のことですが物は素晴らしいし、その素晴らしさを一番感じているのは牡牛座の方達なのかもしれません。
ある牡牛座の友人が言っていました。「牛さんは何度も何度も牧草を噛んで飲み込んで、それでもまた、出してまた噛んで咀嚼を何度も繰り返すことで自分の中に落とし込んでいるのよねぇ〜」
なるほど、牡牛座が「ゆっくり」とか「時間をかける」のは物のありがたさを一番感じていて、味わい尽くしているからなんだ、って思ったことがありました。
そして何よりも僕たちの乗り物、この肉体も物質です。
僕も、長い間見えない世界を探求してきたので身体に意識を向けることは、あまりなかったように思います。しかしこの歳になり無理が利かなくなって、やっと身体や健康にも意識を向けることができるようになりました。
ほんと自分の身体さんに感謝です。
物と物がぶつかり合うことで何かが生まれてくる、私たち人間も誰かと関わることで意見の衝突があったり、人間関係での摩擦が生じたりすることもあります。でも誰かと関わりを持つことで何かが生まれ、生きている感触を感じることができているのだと思うのです。誰かと関わることで傷つくと感情という熱を発します。
生きるという事は身体を削り、命を燃やし尽くしていく事だということを牡牛座のエネルギーは教えてくれているのではないでしょうか。
- 本当に大切なものが何なのか(心身の健康)?
- そして物質的な幸せ、喜び、豊かさを本当に味わい尽くし、
- 心から感謝できているのか?
牡牛座サインは人間がこの物質世界に生まれた様々な問いかけを私たちに投げかけているのかもしれません。
牡牛座は生きることに関してのプロフェッショナルなのです。
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