「レッド」の考察 ①

2020年5月14日


レッド。

私は日本人だからなのか「赤」と漢字表記と音のほうがイメージが湧きます。

「赤」は生物が存在するための生命力、根源的なエネルギー。

物理的に全てを動かしていくエネルギーです。

私たちが地球に人間として存在するためには肉体を保持しなくてはなりません。

私たちがどんなに崇高な意志を持ち、どんなに個人的な欲求が強くても

それを形にするためには肉体が必要になります。

肉体は私たちの意識を形にしていくための器であり乗り物なのです。

つまり「レッド・赤」は肉体であり、肉体を維持するための欲求であり、肉体を通して理想を形にしていこうとする情熱だったりします。

赤のキーワードは下記のようなものがあります。

  • 生命力
  • 情熱
  • 怒り
  • 行動力
  • 物質
  • グランディング
  • 真の目覚め

このすべてが同じレベルにあるというわけではありません。

赤に限らず色彩言語にはオクターブという存在があります。

らせん状に進化していく動き、またはピアノの鍵盤のように

同じドレミファソラシだけれど音の高さが変わっていくように

同じ「赤」でも原始的な赤と洗練された赤では共鳴するキーワードも変わってくるのです。

赤は肉体。私たちの意識を入れる器であり、意志を形していく乗り物であり機械です。

つまり私たちの肉体を通して映し出されるすべてのことは私たちの意識の投影です。

赤の容器が使いこなせていないうちは、その容器を作ること、維持することだけに執着している状態になりますが、そこをうまく使いこなせるようになると、そこに何かを入れる余裕もできるのです。

つまり、人間として生きていくためにまずは肉体のメンテナンス、現実的な対応は欠かせないということです。

枝を大きく広げて聖なる光を浴びる大樹は、大きく広がる枝と同じくらいの根を張らないと倒れてしまいます。

私たちがより大きく進化し、輝く存在になるためにもグランディング、現実と向き合い、肉体のメンテナンスも欠かさないことが大切なのです。