会員ブログ・細やかな判断と高い視点での判断が必要な時(Isao)

2021年12月4日


今日は射手座の新月+日食です。

射手座新月のホロスコープを見ていきましょう。

太陽・月・水星・火星が責任、義務、健康、完璧主義に関連する6ハウス(東京設定です)にあります。

太陽と月が天王星と150度の角度を形成し、土星と60度の角度を形成しています。

水星は海王星と90度になっています。

まず太陽・月が天王星と150度ですが、これは全く異質なエネルギーが緊張状態にあることを表しています。牡牛座はお金や芸術、五感を感じる肉体を表しています。そこに天王星(変革の天体)が改革を遂行中なのです。経済活動(仕事の形態)、コロナやワクチンなどによる身体の影響、SNSなどによる芸術活動の発表の場の変化なども天王星の影響かもしれません。

その現状に対して射手座の新月は少し高い視点や広い視野で物事を捉える必要性を伝えているように感じます。私たちが2000年以上続いた魚座の時代に築いてきた古い価値観や考え方が次々と壊されていく中で、その流れについて行けなくなっている人もいるし、逆に風通しが良くなり新しい風を感じ始めている人もいて、よく言われている二極化がどんどん進んでいます。

射手座のエネルギーは物事を俯瞰的な視点で捉え、それを論理的に整理し理解することができる星座です。

今回の新月の度数は12度22分で、2という数字が印象的です。そして日食です。

2という数字は2元性、相対性を表し、男性性・女性性、上下、左右、善悪、光と影。本能と理性などのことですね。現実的な社会でも、経済的な格差や考え方の違い、価値観の違いが顕著に大きく分かれてきています。その中で私たちは揺さぶられ、気づきや目覚めを促されているように思えるのです。

6ハウス的に捉えると、中には、今ままでの自分のあり方や行いを顧み罪悪感と反省に翻弄されている方もいるのかもしれません。

そんな中において私たちができることは、現実の枠組から一度抜け出て、外側から起こっていることを射手座的に俯瞰するということが求められているのではないでしょうか?

『今迄通りの自分の考えや解決法では問題を解決することはできない』という教えがありますが、そういうことかもしれません。

今までの自分の考え方や感じ方で見ても自分を理解し超えることはできないということです。

やはり私たちは今までのやり方や価値観を手放し、新しいシステムやあり方を受け入れる時期に来ているのかもしれません。

僕もまだ自分の枠の中で悶々と試行錯誤している段階にあるように思えますが、射手座が持っている楽観性を使い、自分の枠から飛び出て新しいあり方をどんどん取り入れていきたいと思っています。

そして、サビアンシンボルでは度数は13度になります。

13は『死と再生』それは肉体的な死という意味ではなく精神的な生まれ変わりや事象の変化を表しています。13はオクターブの8と同じで次のステージへの移行を表します。

変化を私たちは恐れる傾向にありますが、変化は何であれ次への幸福へとつながるプロセスです。今は少し混乱期の中にありますが、それでも信じ続けていきたいと思います。

太陽と月は土星と60度を形成しています。60度は調和的な角度で生産性を表します。土星は伝統的なものや古いものなどのシンボルです。

二極化が進む中で私たちが古きあり方と新しいあり方をどう捉え未来につなげていくか、未来へと永久に残るような調和を伴った遺産を残していくにはどうすれば良いのかが問われているように思えます。

私たちの未来は宇宙的な視点で見れば、人類は今の社会がどんな不調和の状態であれ、愛と美と調和の世界へ向かっていることを僕は信じています。だから、今の現状や何かを批判することは誰にもできないと思っています。

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